バランスよく食事するにはどうしたらいいでしょう?
伝統的な日本の食生活では、「一汁三菜」という考え方を基に食事が作られていました。
これが実は、バランスの良い食事として言われているのです。
では、バランスの良い食事を摂るためには、どのような工夫をすればよいのか?
◆主食・主菜・副菜を合言葉に!
栄養バランスのよい食事を摂るには「一汁三菜」が基本になります。
一汁三菜とは、ご飯、汁物と3種類のおかずのことを指し、「主食+主菜・副菜」を基にしたメニューで食事をすると、無理なく炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンを体に摂り入れることができます。
・主食・・・米、パン、麺類など
⇒炭水化物などエネルギー供給源
・主菜・・・肉、魚貝類、大豆・卵製品など
⇒良質タンパク質や脂質の供給源。副食の中心おかず
・副菜・・・野菜などを利用した料理
⇒主食・主菜で不足しているビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源
・その他・・・デザートや果物
この「一汁三菜」を基に考えると、和・洋・中どのジャンルのメニューにも簡単に摂り入れることができますね。
◆1日20~30品目を目標に!
「1日30品目」という表現は、1980年代に厚生省(現 厚生労働省)が発表した食生活に関する指針が元になっています。
しかし、この指針には「塩分の摂り過ぎに注意」や「脂肪の取り過ぎに注意」という注意書きは含んでいるものの、どんな食品を30品目摂ればいいかということまでは触れていません。
どうすれば栄養バランスのよい食事ができるのか?
・1食7~10品目を目標に
・主食+主菜・副菜+汁物の組み合わせで品目数がアップ
・単品料理は具だくさんに
・和、洋、中でメニューの目先を変えて
・外食はなるべく定食を注文
・偏食はしない、色々なメニューにチャレンジ
などちょっとした工夫をして、日頃の食事にバリエーションを持ちましょう。
栄養バランスも大切なことですが、家族と、仲間と、楽しい会話を交わしながら美味しい料理をいだだく。そうすることで身体への栄養がいきわたると言われています。栄養と、楽しい食事シーンを心がけましょう。